JIS X 0213:2004とは、JIS(日本工業規格)の一部として定められた文字コード規格の一つ。JIS X 0208:1997(いわゆるJIS97)を拡張し、JIS第三水準文字?JIS第四水準文字を含む4344文字を追加した文字コードである。JIS97と合わせ、11223文字が規定されている。 2000年に制定され、2004年に改正が行なわれた。JIS X 0213:2004と言った場合には2004年の改正後の規格を指す。規格名称は「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合」(7-bit and 8-bit double byte coded extended KANJI sets for information interchange)である。 「漢字集合」という呼称だが、平仮名や片仮名、数字などの非漢字も含まれる。JIS97から新たに追加された非漢字には、音声記号?学術記号?分数などがある。また、追加された漢字にはJIS第三水準文字?JIS第四水準文字がある。 JIS X 0213:2004では、文字に振る番号として、JIS97で使われていた区番号?点番号の他に面番号が導入されており、文字は面-区-点の組み合わせで区別される。JIS X 0213:2004で追加された文字を使用するためには、JIS X 0213:2004に対応した漢字変換ソフトおよびフォントが必要となる。 対応した製品として、Microsoft社のWindows Vistaに標準で付属する漢字変換ソフト「IME 2007」およびフォント「メイリオ」が挙げられる。また、Apple社のMac OS Xにおいても、標準で付属する漢字変換ソフト「ことえり」やフォント「ヒラギノPro」がJIS X 0213:2004に対応している。
RMT |
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