2011年3月24日木曜日

10周年を迎えた『TRICK』が初登場2位!『アリス』はV4で勢いは止まらず!!【映画週末興行成績】

 強力作が続々と公開された今年のゴールデンウイークは、まだ具体的な数字は発表されていないものの、3D効果もあって、多くの観客が来場したもよう。昨年度の実績を上回っただろうと言われている。そんな激動のゴールデンウイーク興行も取りあえずは一段落。今月から来月にかけては、強力作の公開も数えるほどしかなく、毎週のように強力作が公開される7月の激戦区を前にして、しばらくは落ち着いたランキングが続きそうだ。

【関連写真】映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』写真ギャラリー

今週は映画『アリス?イン?ワンダーランド』が4週連続で首位を獲得。9日現在で、観客動員が545万人、興収が83億8400万円とぶっちぎりだった。映画『アバター』が4週目の時点で60億円突破という成績だったことを考えれば、その勢いはすさまじいものがある。フリーアナウンサーの久保純子が109シネマズ川崎で読み聞かせイベントを行ったり、新党「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表らが本作を鑑賞したことがニュースになったり、まだまだ本作の注目度は高いようだ。

 2位には、シリーズ10周年を記念して製作された『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』が初登場。初日2日間の成績は動員が27万705人、興収は3億6,640万8,980円となった。仲間由紀恵、阿部寛らが精力的に本作のPRを行ったことや、生瀬勝久主演のスピンオフドラマ「警部補 矢部謙三」の放送など、本作の公開に合わせての大々的なプロモーションが功を奏したようだ。また、今週末15日にはテレビ朝日系列で「TRICK 新作スペシャル2」の放送も予定されており、さらなる観客動員も期待できそうだ。

 4週目を迎えた映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は3位をキープ。累計興収は28億円を突破。数字的には立派な大ヒットなのだが、なかなかチャートに反映されないところがゴールデンウイーク興行の厳しさを物語っている。そして3週連続で2位をキープしていた映画『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト?シップ)』は2ランクダウンの4位。そして5位は、公開3週目となる映画『タイタンの戦い』がワンランクダウンとなった。

 軒並みランクダウンとなった今週のベストテンの中で、6位キープと予想以上に健闘しているのが公開3週目となる『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』だ。口コミやリピーターなどが広がり、興収も約8億円に到達した。続いて7位は映画『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』が2ランクダウン、公開5週目となる映画『シャッター アイランド』は8位、『矢島美容室 THE MOVIE ?夢をつかまネバダ?』は9位とそれぞれワンランクダウンとなった。

 キャメロン?ディアスにとって初のサスペンス主演作となった映画『運命のボタン』は10位初登場。ナインティナインの岡村隆史主演の映画『てぃだかんかん?海とサンゴと小さな奇跡?』は、公開3週目にして11位とベストテン圏外に落ちてしまった。

 今週末の公開作品は、映画『ボーン?スプレマシー』『ボーン?アルティメイタム』のマット?デイモンとポール?グリーングラス監督が、3度目のタッグを組んだ映画『グリーン?ゾーン』、ジョン?トラヴォルタとジョナサン?リス?マイヤーズ共演のスタイリッシュなアクション映画『パリより愛をこめて』、成海璃子、山下リオ、桜庭ななみなど若手女優の注目株が共演する映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』などが注目である。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材?文:壬生智裕)

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引用元:パーフェクトワールド(Perfect World) 専門サイト

2011年3月17日木曜日

カバンの中にWOWを入れよう!自主制作プロジェクトから世界?

 あなたのカバンの中に“WOW”、入っていますか? 3分58秒の映像作品『La Promenade』にはWOW(ワォ=驚き?感動?幸せ)が詰まっている。

【動画:WOWのメンバーたちが制作した『La Promenade』】 【拡大画像や他の画像】

 どこの家にでもあるような木の棚。そこには化粧品やクリームや石けんが並んでいる。箱の1つには“La Promenade(散 arad rmt
歩道)”と書かれたラベルが付いている。

 おやおやラベルが動きだした。ラベルのブタが飛び出して、トコトコ歩きだしたぞ。隣の本棚に行くみたい。でもそこには“スキマ”があり、ブタでは床に落ちてしまう。すると本棚に隠れていたキリンが首を伸ばして、滑り台を作ってくれる……『La Promenade』はこうして部屋のあちこちに隠れた動物たちが一緒になる
物語だ。

 豊かな表現。クオリティの高いCG。音楽のセンスもいい。何といっても幸せになれる情感あふれるシナリオが素晴らしい。私が初めてこの映像作品をYouTubeで“発見”した7月には、たかだか800回程度の再生数しかなかった。しかし、その後の3?4週間で再生数は1万4600回を超えた。YouTubeのトップページでも紹介された。ラストシーンまで引き込
まれた私には、その理由はよく分かる。

 『La Promenade』は、どんな人たちが何のために作ったのだろうか? 最初の感動を大切にしたくて、あえて背景情報を頭に入れずに制作メンバーに話を聞いた。

●動物たち、いやデザイナーたちが集まってきた

 制作者はビジュアル?デザイン?スタジオのWOWに所属する3人のビジュアル?デザイ
ナー。石井葉子さん(ビジュアル?デザイナー)、大内裕史さん(ビジュアル?アート?ディレクター)、小島和則さん(ビジュアル?アート?ディレクター)と、1人のプロデューサー東市篤憲さんである。

 「どんなきっかけでこの作品制作が始まったのですか?」と尋ねると、「石井から始まったんです」と東市さん。

 「温かい雰囲気の映像を創り
たくて、1枚のストーリーボードを描きました」、石井さんははにかんで言う。

 振り出しは石井さん。社内の情報掲示板に1枚のコンテ絵を掲載した。すると「良いね!」と感じた大内さんと小島さんがやってきた。ほどなくプロデューサーとして東市さんがやってきた。「みんなで夢がふくらむ物語を創ろうよ」と。まるで石井さんというブタがラベルから
抜け出して、キリンやゾウ、アヒルと一緒になったかような始まり。こうして、『La Promande』の撮影が始まった。制作は3人、東市さんはプロデューサー兼運転手だったという。

 社内公認のプロジェクトだったが、クライアントがいない自主企画なので予算は限られ、制作は仕事の合い間や時間外に行った。考えて、少しずつ撮って、創って、完成までに
は2年弱かかった。

●4分弱の舞台裏

 3人は額を寄せ合い、静止画や動画コンテを寄せ合い、メールで寄り合って、場面のシーンやシナリオを練り上げた。まとまったところで背景画像となる部屋の撮影に移る。

 まずはロケハンだ。スタジオを探し訪ねて、これだと場所を決めた。大道具となる家具はスタジオにあるものだけでは足りない
。古道具屋を訪ねて「これ!」と思ったものを借りようと店主に掛け合う。さらに小道具は私物の持ち寄り。ブタが右に左にトコトコっと上るジュエリースタンドは、石井さんの私物。動くものはCG、動かないものは本物だそうだ。

 場所と道具が揃えば撮影だ。映画撮影のようにモーションコントロールカメラなどを使って、カメラを平行移動させてワンシ
ョットで撮りたいが、機材が高価すぎる。そこで角材を買ってきて、あたかもレールのように床に敷き、その上に撮影カメラを載せる台を自作。5ミリ単位で“手動移動”し、コマ撮りしてつなぐ。スチール撮影はプロに依頼。4人のクリエイターとカメラマンがスタジオ入りすると、思わぬ事態も発生した。

 「古道具屋から電話があって、あの家具売れたから今
日中に返してくれって言うんですよ」と東市さん。そこで借りた道具の撮影を終えると、東市さんが自慢のハイエースを飛ばして返却しに行ったとか。何とか丸1日で背景撮影を完了。CGと言えば“夢の空間”になりがちだが、こんな人間くさい苦労があるので背景に生活のリアリティが出た。

 発案から制作開始、発表まで2年近くかけた、こだわりのワケは何
か。それはこのプロジェクトの名前“WOW id”にある。

●個性と創造のWow id

 CMやアート展示、ファッションショーなどのために映像制作をするWOWは、映像の枠組みにとらわれない活動で著名。2008年のミラノサローネ出品作『tokyo wonder lights and shadows』では、混沌とする東京の光と闇を切り撮り、印象的につなぎあわせた。クライアントの
期待を超える創造がウリだ。

tokyo wonder lights and shadows

 一方、自主制作プロジェクトWOW idは、デザイナーそれぞれが持つ個性を引き出すために、会社として仕掛けた“id Project”。デザイナーに映像制作の初心の喜びを思い出してほしいという狙いだ。しかし、クオリティは“社内発表会”の域をはるかに超える。これまでに4作品がアップされ、映
像作品のアカデミー賞と言われるSIGGRAPH 2010では、WOWから3つの作品が入賞、そのうち2つはWOW idの作品(『SUIREN』と『Pissenlit』)である。

suiren

●カバンの中に「WOW」を入れて

 WOW idの映像を観て、「id(=個性)とは何か」を考えさせられた。それは自分を1枚1枚はがして素に向かうこと。「WOW!」と叫ぶ自分を出す
ことなのだ。個性とは“他人との差別化”じゃない。それまでの自分との差別化、それに目覚めることなのである。

 4人に「好きな場所は?」と聞いてみた。小島さんは井の頭公園(緑と水と花の中に老若男女がいるところ)、大内さんは岩手県(大好きな宮沢賢治の世界観にひかれて)、東市さんは沖縄(シュノーケルで観るスピリチュアルな世界)。そして
石井さんは目黒川の朝焼け。徹夜明けで観た桜のシルエットが忘れられないという。『La Promande』には4人の心の原風景が重なる。

 さて、あなたのバッグの中には「WOW」が入っていますか? 仕事のカバンも休日のカバンも「WOW」がいっぱいがいい。心にしまった動物たちをひっぱり出して生きていきませんか。【郷好文,Business Media 誠】



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引用元:三國志 専門サイト

2011年3月11日金曜日

客室に大型3Dテレビ導入?ホテル阪急インターナショナル /大阪

 ホテル阪急インターナショナル(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6377-2100)は4月23日、客室の一部に大型3Dテレビを導入した。(梅田経済新聞)

 設置したのは、3月中旬よりジュニアスイートにパナソニックの最新設備を備えた「パナソニックコラボルーム」。67.1平方メートルの客室に同社のAV機器、寝室環境機器、美容機器をそろえ、「シュプリームディライト」宿泊プランとして販売している。

 リビングには、デジタルハイビジョンプラズマテレビ(フルHD3D対応)54型やブルーレイディスクプレーヤーを備え、ソフトを持ち込めば映画作品などを見ることが可能。デモ画像や3D対応番組は設置する機器のみで試聴できる。そのほか、マッサージソファやイオンスチーマー「ナノケア」、加湿空気清浄機なども常設する。

 ベッドルームには寝室環境システムを導入し、光と音をコントロール。乗馬フィットネス機器「ジョーバ」やデジタルハイビジョンプラズマテレビ、ナイトスチーマー「ナノケア」なども設置。バスルームにはポータブルワンセグテレビを設置するなど、同社の最新商品を体感することができる。

 広報担当の永冨健一さんは「美容機器も充実しているので女性の友人同士や母娘、カップルなどに利用していただければ」と話す。

 料金は1室4万円?。1日1室限定。

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引用元:ドラゴニカ(Dragonica) ブログ